ネットの誹謗中傷には適切な対応をしよう jupite, 2021年4月30日2024年11月10日 最終更新日 2024年11月10日 by jupite 多くの人にとってネットは欠かせないものになりました。 この情報化社会を生きていくために必要であり、使えなければさまざまな面で困ることになってしまいます。 たとえば、就職活動においても紙媒体による応募を取りやめる企業が続出しているのが実情です。 恋愛においても、スマートフォンを使ってやり取りするのが定番です。 これらはほんの一例に過ぎず、近年になって特に顕著になっているのがSNSです。 これまでも、チャットや掲示板などを使って他人とコミュニケーションをとる方法は存在しました。 SNSの登場によってネット上のコミュニケーションはさらに広がりを見せたのです。 目次1 危険性が高い誹謗中傷問題2 事実でないことを説明しようにもその手段が存在しない3 視聴者からの誹謗中傷に傷ついて命を落とした事件4 弁護士のような専門家もネットの事件を扱う機会が増えている5 誹謗中傷を見つけたらできるだけすぐに行動に移る6 まとめ 危険性が高い誹謗中傷問題 これは文化の大きな進歩といえますが、一方で多様な問題を助長させることにもなりました。 そのなかでも危険性が高いといわれるのが誹謗中傷です。 面と向かって意見を言えない小心者でも、相手に素性を知られない電子の世界では気軽に暴言を述べてしまいます。 車のハンドルを握ると性格が変わる人がいますが、それに負けないほどの変貌ぶりです。 自分をコントロールする手綱が緩んでしまい、脳裏に浮かんだ悪口をそのまま書き込むケースが目立ちます。 そして、そのような書き込みは半永久的に残ることになるのです。 いったん発信してしまったものは取り消すことができません。 たとえ自分の記憶から消えても、簡単に閲覧できるログとしてずっと存在し続けてしまいます。 参考データ:誹謗中傷を調査する方法は?【ネット被害のデータと合わせて紹介】 事実でないことを説明しようにもその手段が存在しない これは悪口を書かれた人にとって苦しみ以外の何物でもありません。 特にそれが事実とは異なる場合に、立ち直れないほどのダメージを受ける可能性もあります。 事実でないことを説明しようにもその手段が存在しないからです。 もちろん、自分も掲示板やSNSを使って釈明するという手がないわけではありません。 ブログを開設して細かく経緯などを説明するというの一つの方法です。 しかし、そのような方法はテレビなどのメディアと違って、受動的な人には効果がないので注意しましょう。 テレビであれば、ただ付けているだけで釈明が耳に入ってくることもあります。 それに対して、上記の方法の場合は自分から興味を持って身にいかないと、その情報に触れる機会を得られません。 つまり、被害者が必死に発信しても、一人にすら届かないリスクもあるということです。 視聴者からの誹謗中傷に傷ついて命を落とした事件 一度書き込まれた誹謗中傷の影響を、本人の力だけで打ち消すことは困難といえます。 そう言われると、自分がそのような被害に遭うことをイメージして怖くなる人もいるでしょう。 もちろん怖い出来事ですが、まったく対処の手段がないわけではありません。 テレビ番組に出演していた女性が、視聴者からの誹謗中傷に傷ついて命を落とす事件がありました。 彼女が精神的に弱かったと思う人もいるかもしれませんが、そのような短絡的な見方は正しくありません。 誰でも彼女と同じ立場になれば、同じ行動をとってしまう可能性があります。 知っている人に悪口を言われることをイメージしているなら早急に改めましょう。 弁護士のような専門家もネットの事件を扱う機会が増えている ネットの向こう側にいる不特定多数の人に攻撃されるのは未知の恐怖です。 体感してみるまで決して理解できないものであり、それに耐えきれる保証もまったくありません。 この事件が社会的に与えた影響はとても大きく、誹謗中傷を書いた人を罰する動きが起こりました。 法的な面で取り締まりが強化されており、公的な機関にも昔より相談しやすくなっています。 弁護士のような専門家もネットの事件を扱う機会が増えており、事情を話して助けを仰げばきっと解決までサポートしてくれるでしょう。 とはいえ、相談したからといって必ずしもスムーズに解決できるとは限りません。 心労が長期化したり生活に影響が出たりする恐れもあるので気を付けてください。 誹謗中傷を見つけたらできるだけすぐに行動に移る そこでポイントになるのは、誹謗中傷を見つけたらできるだけすぐに行動に移ることです。 あまり詳しくない人は、悪口を書き込まれた掲示板やSNSに関して対処するだけで良いと思うかもしれません。 しかし、実際にはそれらの範疇には留まらず、さまざまな掲示板やSNSに広がっていくことが一般的です。 これがいわゆる拡散であり、まったく無関係と思われるところにも書かれることがよくあります。 上記のように、リアルでは行動できない小心者でも、電子の世界では大胆になって撒き散らす人も多いです。 嘘の内容でも信じてしまい、正義感から広めようとする第三者も少なくありません。 いずれにせよ、いったん拡散が始まると、頑張って火消しをしても手遅れになりやすいです。 勢いを弱めることはできるかもしれませんが、いろいろな悪意や関心がそこに加わっていき、自然に弱くなるまで燃え続けてしまいます。 まとめ ですから、発見したらすぐに削除の申請をするなどの取り組みが必要です。 ただし、素人では難しい場合もあるので、基本的には公的な機関や弁護士などの専門家に依頼したほうが良いでしょう。 リアルの火事と同様に、対処のスピードによって明暗が分かれることを覚えておきましょう。 ビジネス